大家さんの「長期タックス・プランニング」(その2)
(前回より続く)若いサラリーマン大家さんは一般的には今後給与は上がります。(ただし最近はわかりませんが)ということは定率法を選択したり、耐用年数を短く設定していると給与が上がる頃に償却費が少なくなるので不動産所得も上がることになります。日本の所得税率は累進課税制度ですので、その高額部分の税率はより大きくなってしまします。その対策として減価償却をあえて定額法にして経費計上を将来に先送りするもの1つの手だと思います。しかし近い将来に定年退職を迎える人はその逆の発想が必要です。具体的な節税額は不動産投資金額、耐用年数及び給与収入によって大きく違ってきますのでここでは触れることはできませんが、減価償却の理屈をご理解していただければおわかりになると思います。ハウツー本ではここまでは考慮されていません。なぜでしょうか?(続く)