最近政治の場では消費税増税の議論がされていますが、そこで税率アップの影響を検討してみました。現時点では一定規模以下の事業者には納税が免除されていたり、納税するにも割り引いて納付すればいい、「簡易課税制度」という制度があります。これは本来全額が国に納付されるべきものですが、事業者の手元に一部が残り、「益税」といわれ社会問題になっています。税率がアップすればたぶんこの「益税」が改正されると思います。なぜなら一部の納税者はさらに得をするからです。「免税事業者」や「簡易課税制度」が導入されているのにはそれなりの理由はあります。しかし国民感情という立場からすれば許されないものだと思います。私見ではありますがこれらの制度は廃止の可能性があります。前回5%への引き上げの際にも「益税」には一部の見直しがされていました。そこで今後納税者の方が検討しなければならないことを考えてみました。(次回に続く)